- HOME
- 院長のメッセージ
院長のメッセージ
患者様の気持ちを大切に、一緒に考え、一人ひとりに合った治療を提供
診療については総合的に幅広く対応しつつ、患者様と一緒に方針を考え、治療をめざす姿勢を大事にしています。一内科医師として持ち得る知識や情報をご提供し、患者様の気持ちも伺いながら医師としてできることを提案してゆきたいと考えています。
例えば、手術を必要とする症状であっても、手術が嫌という患者様には手術の前に一歩立ち止まって他の選択肢がないかを考えます。もちろんどうにもならないこともありますが、常に医師が一方的に決めるのではなく患者様のお気持ちも考慮した、一人ひとりに合った治療方針を考えたいという所存です。
その上で、「なぜこの薬が必要なのか」などをしっかり説明することで、症状や治療について理解していただけるように努めています。患者様が納得して治療に取り組むことで、よりよい改善を目指せるものと考えています。
全身に関わる膠原(こうげん)病を診てきた経験から、さまざまな疾患を診療
私はもともと、疾患を幅広い視点から診られる医師になりたいという思いがありました。そこで大学院では、全身を診ることが求められる膠原(こうげん)病を研究していました。膠原病は患者様の身体全体で起こっていることをイメージしながら治療を考えていきます。心臓や腎臓、消化器、呼吸器、脳、アレルギーまで幅広く捉えることが必要なため、その経験から、今もある程度まで内科の総合的な視点で診させていただいております。
また、膠原病は精神的にもダメージを被る面が多々あるため、患者様がどんな気持ちでおられるか、どんな不安があるのかと考えるようにもなりました。そのため今は、不安を抱えていらした患者様に対して、痛みなどの原因がたとえ医学的にわからない場合でも、考えられる可能性をお伝えするなどして不安を解消できるように努めています。
医学用語は使わず「敷居を低く」した診療なので、対等な立場で何でも相談を
私は小さいころから、医師や看護師さんが怖い感覚がありました。そのため、医師となった今はいかにクリニックの「敷居を下げるか」を考え、患者様にはなるべく対等な立場で接することができるように心がけています。極力、威圧的な態度に見えないように心がけています。難しい医学用語はなるべく使わないようにして、患者様から「よくわからない」と言われないように注意しています。
医師は患者様の病気を改善させることが仕事であり、それに対し全力で当たりますが、同時に患者さんの不安を解消することがクリニックの役目だと思っています。患者様は、さまざまな理由で大なり小なり不安を抱えて来られていますので、その不安に寄り添い、「来てよかった」と思っていただけることをこの上ない幸せと感じられるようなクリニックでありたいと願っています。